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多摩 人物風土記

公開日:2023.06.22

多摩市議会の第35代議長に就任した
三階(さんがい) 道雄さん
豊ヶ丘在住 55歳

市民と距離の近い存在に

 ○…市議会議員として5期目を迎え、初の議長職に就いた。「議長に立候補し信頼を得られて投票頂いた。改めて身の引きしまる思いで議会運営を守っていきたい」と意気込む。議会以外にも議長としてセレモニーに出席するなど忙しい日々を過ごすが、コロナ禍の影響により生まれた市民と議会との隔たりに危機感を募らせる。「これからは市民との対話を増やし、距離感を縮め身近な議会をめざしたい」

 ○…民間企業に16年勤めた後、「多摩市の活性化に取り組みたい」と議員に挑戦。オールドタウンというイメージを覆したいとの思いで議員活動に勤しんできた。周囲に住む高齢者の声を聞くことは欠かさない。「いつまでも住み続けられる多摩市になれば。在宅医療や在宅介護を受けられるよう先進的な都市にしたい」と邁進していく。

 ○…多摩ニュータウンが誕生した当初から多摩市に住み始めた。幼少期、ニュータウンには多くの子どもたちがおり、暗くなるまで野球で遊んだという。結婚後、2人の子どもに恵まれた。「もう大きくなったけど、小さいころはよく公園に連れて遊んでました」と優しい父親の表情を見せる。息抜きは地元の温浴施設で汗を流すこと。「地元だから会う人は、顔見知りばかりだけどね」と苦笑する。

 ○…ニュータウン整備から約50年が経過し、団地や下水などのインフラの老朽化や少子高齢化が課題と認識している。また、懸念される事項として駅周辺の施設の閉鎖やテナントの減少などを挙げる。それでも地域住民や商店街の人が街を盛り上げようとしていることを喜ぶ。「最近ではイベントも多く、活気が戻ってきた。もっと若い人たちの声を聞いて、魅力あるまちづくりに努めていきたいですね」

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