多摩 人物風土記
公開日:2023.10.19
第46回多摩市民文化祭の実行委員長を務める
栗原 尚恒さん
一ノ宮在住 57歳
皆が幸せになる文化祭に
○…文化団体・サークルが活動の成果を披露する市民文化祭。市内を中心に活動する和太鼓サークル『せいせき鼓桜』の代表として10年ほど参加し初の大役を託された。「私は順番でなっただけ」と謙遜するが「それぞれの団体が交流する一体感のある文化祭になれば」と力を込める。オープニングセレモニーではサークル同士が協力し、和太鼓とダンスを融合させたアトラクションを成功させた。
○…調布市の児童館で勤務していた当時、「子どもたちに披露するから手伝ってほしいと先輩に言われて」と初めて和太鼓を演奏するとその爽快感からとりこに。その後、セミプロのような活動もしていたが、地域を活性化させたいと2006年に鼓桜を結成した。「当初、子どもだったメンバーが大きくなって、新しく入ってきた子を教えている。仲間を大切にするメンバーしかいない」と目を細める。
○…一ノ宮の出身。サッカーや野球が得意な少年だった。中央大学進学後、子ども分野の勉強に励み、学習グループに入りボランティアなどをすることで、人と関わることが積極的になった。3人の子どもを育て、2人の子どもと夫人の3人は同じ和太鼓サークルで活動している。「もう一人も参加させたかったですね」と苦笑する。
○…今回、鼓桜の舞台は子どもたちだけで出演する。「十分な練習をしてきた若手に焦点をあてたかった。チャレンジの公演になる」。コロナ禍で活動が停滞した団体も多い中、地道に活動を継続させてきた団体が集まる文化祭と認識。「パワフルな大先輩が元気に活動している。私も文化交流のすそ野を広げるために頑張らないと」。実行委員長だからこそ見えた景色を今後の活動に生かしていく。
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