京王電鉄株式会社(都村智史代表取締役社長)はこのほど、多摩センター駅近くにある京王多摩センタービル(旧京王プラザホテル多摩)の建替え計画を公表した。解体後は、商業施設や分譲マンションなどが入る複合施設が建設される。
今年1月閉館
同ホテルは1990年4月に開業し、ビジネス・観光客を受け入れ、市内団体の拠点になるなど、多摩市を代表する施設となっていた。しかし、新型コロナウイルスの影響で稼働率が低下したことや、建物の老朽化などにより、今年1月15日に惜しまれつつ閉館した。地元では、同ホテル跡地の動向に注目が集まっていた。
28年度開業めざす
同社が発表した計画では、駅から続くペデストリアンデッキに面する低層部は商業施設となり、建物内外の回遊性を意識した造りで、周辺施設と一体となった賑わい創出を目指すとしている。また、商業施設の一部には地域コミュニティの活性化に寄与する施設として、会議や集会などに利用できるバンケットルーム等の設置も検討しているという。
高層部には分譲マンションを計画。多世代に向けた様々なタイプの住宅の提供を行い、ニュータウン外からのファミリー世代の流入などを促す。バンケットルームの規模やマンションの部屋数などは現段階で未定となっている。
同社担当者は「本計画を通し、多摩センター駅前に新たなランドマークの開発を行うことで、商業施設の強化による賑わい創出と新たなファミリー層、若年層の流入を通じて多摩センター駅周辺の活性化を図る」と話している。
スケジュールでは今月から解体工事が始まり、2025年4月に新築工事着工(予定)、28年度の開業を予定している。
多摩版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|