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多摩 人物風土記

公開日:2024.06.20

多摩市立中央図書館の館長に就任した
渡邊 哲也さん
八王子市在住 53歳

多摩市の読書振興に一役

 ○…昨年7月にオープンした中央図書館の館長にこの春就任したばかり。初めての図書館業務にとまどいを隠せないが、「とてもきれいな施設。公園を眺めることができる2階のカフェがお気に入りですね」と微笑む。就任後から図書館で行われるイベントの企画に参加している。「市民の方が積極的にイベント内容を考えていることに驚いた。読書の振興に協働で進めていくことができたら」と意気込む。

 ○…「市民のために役立つことがしたい」と多摩市役所に入庁。学童クラブでの勤務を皮切りに広報や経済観光などの部署を経験した。「変わり種」は市が施行者となっているボートレース江戸川での勤務。「いろんな人と仕事ができて面白かった」と振り返る。長年勤務する市内をゆっくりとめぐる時間はあまり無かったそうだが「桜ヶ丘公園から見わたせる景色が良いですよね」と展望台や田園風景を好む。

 ○…幼いころは野球に熱中し、学生時代はテニスにうちこんだ。市役所の仲間とテニスやスキーなどで汗を流し、合宿にも参加したほどだ。息抜きは夫人との温泉旅行。コロナ禍前は海外に出かけるなど旅行が好きだという。図書にはあまり縁がなかったが「最近はミステリーやSFを読んでますよ」。

 ○…7月からは開館1周年を記念した催しが多数企画されており調整に奔走する。並行して「本のまちプロジェクト」と題した地元書店とコラボするイベントを実施し、地域活性に取り組んでいる。さらに市民の読書活動の振興を一体的に推進する「第二次多摩市読書活動振興計画」策定を進めている。「図書館に求められるサービスは何かを考えていく。職員それぞれが役割分担してバランスのとれた図書館づくりに努めたいですね」

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