戻る

多摩 人物風土記

公開日:2025.01.09

多摩市二十歳の祝賀祭実行委員会の委員長を務める
長松 剛史さん
川崎市在住 20歳

一生に一度の機会に挑戦

 ○…二十歳という区切りを同級生と笑顔で過ごそうと、昨年から実行委員のメンバーとして式典後に行われるイベントの準備に力を注いできた。「誰もが楽しめるようなイベントにしたい」と意気込む。生まれた年に流行った歌のイントロクイズや市内でロケ地になった場所を当てるクイズなどを予定している。

 ○…市内各中学校の卒業生が参加する18人からなる実行委員会。友人に誘われたのが昨年3月のこと。実行委員会形式だったのは知らなかったそうだが、「自分が育った地元だし、一生に一度しか経験できない貴重な機会だと思って即決でした」と振り返る。中学生の時に、修学旅行実行委員長や学級委員長などをした経験から「前に立つことが好きなので、できるなら光栄なこと」と委員長に手を挙げた。

 ○…鹿児島県の出身。小学生の時に多摩市へ。聖ヶ丘中学校卒業後に一人暮らしを始めたことから、短い期間しか住んでいなかった。「それでも思春期を過ごした場所ですから思い入れは強いです」。聖蹟桜ヶ丘やゆうひの丘などで友人と遊んだ記憶が残る。障害のある父を支え、3人兄弟を育ててくれた母には感謝をしているという。「病で一年間入院している時も励ましてもらった。実行委員長になったことを報告したら喜んでくれました」と微笑む。

 ○…大学では文学部で現代小説を学ぶ。授業やアルバイト、実行委員と忙しい日々を過ごしてきたが、委員のメンバーの連帯感が高まってきたのを感じている。「それぞれの得意な分野を生かしてもらうようにして、最後にはもっと仲を深めていきたい」とイベントの成功を祈る。二十歳といいう節目の挑戦。「みんなが楽しんで、笑顔になっている最前線にいることができたら」

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

多摩 人物風土記の新着記事

多摩 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS