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多摩 人物風土記

公開日:2025.06.12

中学硬式野球チーム「ベーレン東京ポニー」の代表を務める
古屋 政己さん
八王子市在住 51歳

野球を楽しく、真剣に

 ○…4月に1年生だけでチームを立ち上げてから約2カ月が経過した。練習試合を多くこなす中、公式戦の1年生大会で初勝利をあげた。「勝ちをめざしてはいませんが、選手たちがうれしそうだった」と微笑む。群馬県のチームとの対戦だったが、雨で決着がつかず2週連続の遠征に。1回表裏だけで勝敗を決める試合を制して1勝をあげた。「色々なパターンを皆でシュミレーションして臨みました。全員でつかんだ勝利です」

 ○…育成志向が強いリーグで球数制限もある中、一人の選手に複数の守備位置を任せるなど「エンジョイベースボール」を掲げる。「居心地が良いサードプレイスのような野球チームでやりたかった」と結成の動機を語る。コーチなどは経験豊富なスタッフが揃った。「恵まれた環境でスタートできた」と満足した表情を見せる。

 ○…10歳から野球を始め「小中学生の時は下手でした」と振り返る。高校生の時にプレーに自信を持つようになりプロをめざしたが怪我により20歳で現役を終えた。大学卒業後、野球用品のメーカーに勤務した経験も。今は木製バットや革製のグローブなどを開発・販売する野球ブランド「FLARE」の代表を務め自ら修理も行う。「休みの日もグローブやバットをいじっていて野球漬けです」と苦笑する。

 ○…チームの方針から保護者が運営を手伝う必要は無いが、「グラウンドを探してきてくれたり、動画を撮ってくれたりして協力してくれるんです」とすでに一丸となってチームを支えている。「高校までの期間を『楽しもうよ』という思いもあるが、野球には真剣に向き合っている」とも。「選手の伸びしろは無限にある。3年生になったらどう成長しているか。楽しみですね」

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