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公開日:2025.06.12
多摩市
レイキャビク市と友好関係に
アイスランド首都 市長来日
多摩市は5月28日、アイスランドの首都レイキャビク市と、双方の友好関係を構築するための覚書を締結した。北欧のアイスランドとは4年前から友好協力関係にある。レイキャビク市のヘイダ・ビョルグ・ヒルミスドッティル市長と阿部裕行市長がパルテノン多摩で調印式に臨んだ。※中面に関連記事あり
東京2020オリンピック・パラリンピックにおいて、多摩市がアイスランドのホストタウンになり、事前キャンプ地として来日するアスリートを招き応援したことをきっかけに、2021年から両国の友好関係は始まった。大会後、多摩市は駐日アイスランド大使館と友好協力関係に関する覚書を締結し、大使館と協力しながら友好を深めてきた。
アイスランドの建国記念日がある毎年6月には、「アイスランドウィーク」と称して市内各地でアイスランドに関する催しが行われており、今年も開催される。このような取り組みがアイスランドに周知されたことにより、今回、レイキャビク市より友好関係の構築に関する提案があった。
大阪・関西万博に合わせ来日したヘイダ市長は、広報・マーケティング担当者、文化・スポーツ部門担当者らと多摩市を訪れ、阿部市長らと面会した。
調印式を前に行われた会談では、ジェンダーギャップ指数が世界一のアイスランドの男女平等への取り組みや環境問題、今後の交流などについて話が行われた。
阿部市長が「日本はまだ男社会。女性が世界で活躍するアイスランドに学びたい」と話すと、ヘイダ市長は「男女平等を訴える女性の声をいかに政策に取り込んでいくかということに取り組んでいる。男女平等は市単位ではなく国全体で取り組んでいかなければならない。予算を組む時にジェンダー平等に反映しているかを評価している。ワークライフバランスだけではなく男性の育児休暇など家庭の中での平等が必要」と答えた。
調印式後、阿部市長は「3年前、グズニ前大統領が来日し、多摩センターのイルミネーション点灯式に参加した。そのようなアイスランドにゆかりのある多摩センターで調印式を行い、今後良いところを学び合い、友好関係を築いていきたい」と述べた。ヘイダ市長は多摩センターを歩き、「とても歓迎されている気がした。アイスランドウィークの開催がとてもうれしく思う」と語っていた。
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