多摩 人物風土記
公開日:2025.06.26
40周年を迎えた「特定NPO法人 多摩子ども劇場」の理事長を務める
春田 祐子さん
落合在住
地域に文化体験の場を
○…今年度設立40周年を迎えるにあたり、記念となる行事をNPOのメンバーや会員らと考え、来年3月まで続くイベントを実施している。「特別な年ですから盛大に祝いたいですね」。先月には、節目の年にコンサートに出演してもらった合奏団『ロバの音楽座』による演奏会を行い盛況だったという。「とても良いステージでした」と満足気な表情を見せ、今後続く記念行事の開催を心待ちにする。
○…「地域の子どもと大人をつなぐ場所。文化体験をみんなで一緒に作り上げるのが多摩子ども劇場です」。15年ほど前、2人の子どもを育てる中、友人に誘われて入会。「話し合いの場を作ったり、対外的な仕事など裏方に徹しています」と苦笑する。学校図書室の司書をするかたわら理事長職をこなす。「イベントがあると土日も参加します。ライフワークになっています」
○…子どものころは千葉市のおやこ劇場に参加し楽しかった思い出が残る。中学生の時は演劇部で表現を学んだことも。結婚を機に多摩市へ。2人の子どもは大きくなったが、「たまに参加してくれたり手伝いをしてくれるんです」と嬉しそうに語る。多忙な活動も夫の支えがあるから。「1回もダメと言われたことが無い。ダメと言われてもするんですけどね」
○…会員数の減少など課題もある中、2013年に認定NPOとなり、他団体と協働で活動するなど幅を広げる。長年続く一大イベントである、アーティストを招き子どもたちにアートを体験してもらう「ぽこぽこフェスタ」の開催を前に、広く支援を募っている。「子どもたちに生の文化体験を届けるためにも縮小という考えは無い。もっと盛大にして継続していくのが大事。次の目標は50周年ですから」
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