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多摩 トップニュース教育

公開日:2025.08.07

市内小学生
市議会の仕組み学ぶ
議員との質疑応答も

  • 積極的に質問する参加者

  • 答弁する現職市議

 多摩市議会2025子ども議会探検が7月30日、多摩市議会議場などで行われ、小学校高学年の児童26人と保護者が参加した。市議会の仕組みや役割を理解してもらおうと企画したもの。模擬議会では活発な質疑応答が行われた。

 多摩市議会は子どもたちに市議会を体験してもらい、議会や議員に興味を持ち、その仕組みなどを学ぶきっかけにしてもらおうと「子ども議会探検」を行ってきた。夏休み中の小学生を対象に行われてきた恒例企画だったが、コロナ禍の影響で中止が続き、今回6年ぶりの開催となった。

 議会探検では、議長や副議長など現職の議員が参加し、多摩市や多摩市議会のことを説明、スライドを使って解説していった。また、議員らが架空の議会を設定し役を演じ、議会の進行が分かる映像も放映すると、子どもたちは真剣な表情で議会進行を学んでいた。

 児童らが議員席に座り、議員が答弁する側にまわった「子ども議会」では、児童らから数多くの質問が上がっていた。「不登校についてどう考えているか」「税金の使い道で一番多いのは」「国会と市議会の違いは」「市の環境対策はどうなっているのか」「外国人に投票権はあるか」などの質問が飛び交い、議員も真剣に考え答弁していた。中には「石破総理ついてどう思うか」「議員の給料は」といった質問もあり議員を困らせる場面も見られた。

 議会探検では議長室や議会図書室などをめぐるスタンプラリーも行われ、児童らは楽しみながらも学んでいた。

 連光寺小5年生の男子児童は「議会に興味があって応募した。知らなかったことが多く、議会探検して分かることができた」と話した。また、東寺方小5年生の女子児童は「自由研究の課題で参加したけど楽しかった。議員の方に直接質問ができて良かった」と振り返った。

 三階道雄議長は「6年ぶりに開くことができて良かった。保護者や子どもたちは入ることのできない議場に入ることができていい経験になったのでは。いずれは議員のなり手不足解消のためにも子どものころから議員活動に関心を持ってもらえれば」と話していた。飯島文彦副議長は「きょうは多くの質問が出てきた。市議会議員はみなさんと同じ地域に住んで活動している。議員全員が多摩市をよくしたい気持ちでいることを知ってほしい」と児童らに呼びかけた。

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