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公開日:2025.10.09
国士舘大学女子新体操部
稲木選手 世界大会で優勝
団体総合 史上初の快挙
第41回世界新体操選手権大会が8月にブラジルのリオデジャネイロで開かれ、日本代表フェアリージャパンが団体総合で史上初めて優勝した。大会には国士舘大学多摩キャンパス(永山)を活動拠点とする女子新体操部に所属する稲木李菜子選手が出場し金メダル獲得に貢献。稲木選手は9月30日、多摩市役所を訪問し、阿部裕行市長に優勝を報告した。
阿部市長を表敬
今回で41回目となる新体操の世界選手権はクラブ選手権と並ぶ大きな国際大会で、オリンピックにつながる試合として注目が集まる大会。日本代表は1975年と2019年に2位になっており、史上初めての優勝となった。
稲木選手をはじめ、キャプテンの鈴木歩佳選手ら6人のメンバーで大会に臨んだ日本代表は、最初の種目のリボンで3位につけると、続くフープ・ボールで全体トップの得点をマークし優勝を決めた。団体種目別でもリボンで準優勝し、銀メダルを獲得した。
稲木選手は国士舘大学21世紀アジア学部21世紀アジア学科(町田キャンパス)の4年生。多摩キャンパスを活動拠点とする新体操部で練習を重ねている。この日、同大学女子新体操部の伊豆島知佳コーチと表敬訪問した稲木選手には、阿部市長から市長特別賞の楯と花束を贈呈された。
阿部市長は「チームの選手をリードして活躍された栄誉を称える。14万8千人の市民を代表してお祝い申しあげる」と称賛をおくった。
悔しさバネに
稲木選手は「パリオリンピックに出場できなかった悔しさを生かして練習に取り組んだことが今回の結果につながった」と話し、金メダルと銀メダルを笑顔で阿部市長に手渡し喜びを表した。また、「リボンは沖縄の曲を使っており、石垣島で合宿した際にエイサーなどの動きを見て演技の表現に深みが出た。もう一つのフープ・ボールの方は映画の戦うシーンをみんなが見て顔の表情を取り入れたことで、6人の世界観を表現できるようになった」と勝因を語った。
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