多摩 政治
公開日:2026.04.17
多摩市長選 現職・阿部氏が5選果たす 「日医大多摩永山病院の課題解決へ」
任期満了に伴う多摩市長選挙が4月12日に投開票され、現職で無所属の阿部裕行氏(70)が、新人で無所属の松田道人氏(52)を退け、5期目の当選を果たした。
告示日の2日前までは阿部氏のみが出馬を表明しており、無投票に終わるとみっれていたが、「無投票を阻止したい」と松田氏が立候補したことで一転、選挙戦に突入した。
阿部氏は4期16年の実績と一旦白紙になっていた日本医科大学多摩永山病院の建て替えに向けた協議が再開したことから道筋をつけたいなどと訴え、4万1142票を獲得。4度目の市長選挑戦となった松田氏に3万票以上の差をつけ当選を決めた。
阿部氏は、事務所に集まった支援者を前に「先週の金曜日の段階では無投票とみられていた。(相手候補)が言うには選択肢が多いほうがいい、私も大賛成で選挙になって良かった。二元代表制の市長というのは4年に一度、市民のみなさんに信任をいただく選挙を経てはじめて付託をいただくことができる。今回は選挙カーを使わず、さまざまな場所で直接市民のみなさまの話を伺うことができた」と振り返った。
続けて阿部氏は「今回、日医大多摩永山病院に関する質問が一番多かった。老朽化など市民のみなさんが心配されている。南多摩医療圏における三次救急医療機関を残すことは多摩市だけでは難しく、多摩、町田、八王子、日野、稲城の5市の市長と医師会の会長連名で一昨年、小池都知事に要請し、今年の1月22日に協議再開にいたった。(病院の維持に関して)これから市民の皆さんとともに作り上げていきたい」と抱負を語った。
また、ホテルの誘致、こども誰でも通園の拡充、健幸まちづくり、世界情勢の不安による物価高騰対策などに取り組んでいくとしている。
市議補選は藤原氏
同時に行われた多摩市議会議員補欠選挙は4つの議席を10人で争った。元職で無所属の藤原正範氏(67)が8989票を得てトップ当選を果たした。新人で多摩・生活者ネットワークの西嶋みずほ氏(36)、新人で自由民主党の伊集院聡氏(47)、新人で日本共産党の早川寛氏(46)と続いた。
藤原氏は「選挙公報に載せたことはすべて取り組みたい。特に物価高騰対策や日医大多摩永山病院の課題を中心に全力を尽くす」と述べた。
投票率は前回2022年の市長選・市議補選を下回る40・89%だった。
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