14歳のライダー・橋本翼さん レディース大会で年間王者に
西鶴間在住の橋本翼さん(南林間中2年)が、茨城県下妻市の筑波サーキットで3回にわたり開催された「レディースロードレース大会」に出場。優勝2回、3位1回の好成績で年間チャンピオンに輝いた。
この大会は女性のレース参加を促進するため、一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)が2007年から実施。排気量150CCのバイクを使用し、12歳以上の女性が参加できる。今年は20人がエントリーしていた。
翼さんは、小学1年の時におもちゃ屋で見かけた電動バイクに一目ぼれ。それなら、とバイク好きだった父・秀直さん(49)がエンジン付のポケットバイクを買い与えた。小学2年でサーキットデビューを果たすと、家族に支えられながら各地のレースに出場。これまでに獲得したトロフィーは数知れずだという。
レディースロードレース大会には今年から本格的に参戦。当初は6位入賞が目標だったが、4月の初戦でいきなり優勝。6月の2戦こそ3位となったが、最終戦でも優勝を果たし、年間ポイントランキングで1位を獲得した。今では多くのバイク仲間から「つっつ」の愛称で親しまれ、バイク好きのお笑い芸人チュートリアルの福田充徳さんも友人だという。
来年は250CCバイクに乗り換え、男性ライダーに交じって戦う予定だ。「将来的にレーサーになりたい気持ちはあるけど、今は勝っても負けても全力を出して走ることが気持ちいい」と翼さんは話している。
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