県政報告 特別支援学校の通学支援の拡充を! 公明党 神奈川県議会議員 谷口かずふみ
県立特別支援学校では、高等部の知的障害教育部門の生徒は、卒業後の自立と社会参加に向け、自力通学を基本としています。しかし、障がいの程度などにより自力通学が難しい生徒もおられます。
県では、スクールバス乗車の希望がある場合には、バスの空席の状況を勘案しながら、乗車を認めてきました。しかし、保護者の方々からは、「自力で通学するのが難しいが、スクールバスに空席がなく、車で毎日送り迎えをしている。乗車できるようにしてもらいたい」との声を数多く伺っています。
そこで、9月の代表質問で桐谷次郎教育長に対し、「生徒や保護者の状況や思いに寄り添った対応を考えていくべきであり、一人ひとりのニーズを踏まえた通学支援を行っていく必要がある」と迫りました。
スクールバスの増便・介助員の配置を検討
これに対し教育長は、【1】1人では公共交通機関の利用ができないものの、支援があれば通える生徒には、自力通学に向けた通学練習のための介助員の配置を検討していく、【2】障害の状態で、介助員がいても公共交通機関での通学が難しい生徒には、スクールバスへの乗車を検討していく―と答弁しました。
具体的には、現行のスクールバスは、学校単位でみると、登校・下校毎に空席状況がまちまちという状況があるため、バスの運行経路を地域全体で見直し、1台のバスを隣接する複数の学校の生徒が利用できるようにするなど、柔軟で効率的な運行体系を工夫。その上で、必要なバスの増車も検討していく予定です。
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