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わたしの「おうち時間」 苦楽共にする「赤メダカ」 西鶴間在住 木戸正勝さん

社会

掲載号:2020年5月15日号

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(上)自慢の赤メダカを持つ木戸さん、(右)庭に所狭しと並ぶ水槽
(上)自慢の赤メダカを持つ木戸さん、(右)庭に所狭しと並ぶ水槽

 「金魚、ではなくメダカです」。市内西鶴間在住の木戸正勝さん(77)は自宅の庭で赤いメダカの養殖をしている。外出自粛が叫ばれるなか、「一日中、庭で過ごすこともある」ほど、充実した「おうち時間」を過ごしている。

 木戸さんが養殖しているのは、体色が赤い「楊貴妃メダカ」。個体を選別し交配を続け、特製の餌を与えるなどしたところ、一般的な個体よりも色の濃い楊貴妃メダカを安定的に生み出せるようになった。通常より高値でペットショップに卸しているという。

 「すべて独学だからこそ、誰にも真似できない色」と誇らしげに語る木戸さん。自宅の庭には約20個の水槽が条件ごとに細かくラベリングされて並び、さながら「研究所」のよう。そこでは他に、ダルマメダカや青色のメダカも養殖する。

倒産、そして闘病

 「今、赤メダカを眺められているのは奇跡」と木戸さんは目を細める。福島県で生まれ育ち、日立の研究職を経て学習参考書販売会社に転職。1970年に大和で独立した。しかし、大企業の台頭や法規制のあおりを受け倒産。「車も、別荘も、全てなくなった。多くの人に迷惑をかけた」

 その後はマンション管理の職に就き大和を離れたが、定年退職した6年前に住み慣れた大和に戻ってきた。物件探しの第一条件は大量に水槽が置ける家。50年前から観賞魚の養殖が趣味で、「老後は思う存分養殖を」と決めていた。

 赤メダカの養殖が軌道に乗っていた一昨年9月、心筋梗塞で倒れ生死をさまよった。「死んでいてもおかしくなかったと医師に言われた。手術で奇跡的に助かった」と胸をなでおろす。退院後は養殖に一層精を出すようになった。「波乱の人生だったが、今は幸せ。この状況だからこそ、生きていることに感謝。さらに良いメダカを目指し、挑戦は続きます」。感慨深げに見つめる先には、情熱に応える様にメダカが赤く輝いていた。

 希望があれば赤メダカを分けるという。木戸さん【携帯電話】090・2223・7522。

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