戻る

大和 社会

公開日:2020.06.26

相州の面影残すシラカシ林
1967年・県天然記念物に指定

 大和市を含む相模原台地は、マンモスが生息していた約10万年前から1万年前に誕生したとされる。かつてはシラカシ、アラカシ、アカガシ等のカシ類を主とした「シラカシ群集」と呼ばれる常緑広葉樹林に覆われていたが、現在ではほとんど見られなくなっている。泉の森に残る「シラカシ林」は、集中してシラカシが群生する自然林として、現在県内では、当時の相模原台地の面影を残す貴重な場所として、1967(昭和42)年、県の天然記念物に指定された。

 大和のシラカシ林は、田に面した比較的浅い斜面に帯状に存在。広さは1588平方メートル。「かながわの美林50

選」にも選ばれている。

 通りに面した林の端には、江戸時代に建立されたとされる祠に地蔵尊が祭られている。地蔵尊に積まれた石を借りてイボをなでるとイボが取れたとされ、「イボ取り地蔵」と呼ばれているとか。イボが取れた人は、引地川の川底から綺麗な石を拾い、礼としてかえしたという。【参考文献/大和市教育委員会『大和市の民間信仰』、泉の森なんでも情報館No.8】

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

大和 ローカルニュースの新着記事

大和 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS