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大和 教育

公開日:2022.02.04

一緒に読もう!新聞コンクール
切り口、着眼に個性光る
下福田中から3人が入賞

  • 新聞を手に(左から)伊藤さん、齋藤さん、小山さん

 一般社団法人日本新聞協会が主催する「第12回いっしょに読もう!新聞コンクール」の神奈川審査で、大和市立下福田中学校3年生の伊藤美玖さんが優秀賞を、小山雛さんと齋藤由奈さんが奨励賞を受賞した。



 コンクールは小中高生らが興味を持った新聞記事について、自身の感想や家族・友人らの意見をまとめた内容をまとめたもの。神奈川審査には2219編(小学生293編、中学生839編、高校・高等専修学校生1087編)が寄せられた。



 同校は2018年から「NIE(教育に新聞を=Newspaper In Education)の実践指定校になっており、国語の授業で新聞を教材として使っている。コンクールには夏休みの自由課題として3年生全員が応募した。



 伊藤さんは熊本地震の被災体験者が自身の経験から自ら温泉を掘った人の記事を取り上げた。コロナのニュースが多い中「新聞でしか見られない記事。自分の体験をきっかけに行動できる人の意志の強さを感じた」との意見をまとめた。



 小山さんは山梨県のキャンプ場から行方不明になった女児の母親の記事に着目。当時、自身も家族と近くでキャンプをしていたとのこと。「自分にも女児と同い年の妹がおり、他人事でなく恐怖を感じた」と実体験とオーバーラップさせた。



 齊藤さんは将棋の藤井聡太さんの記事に注目。好きな将棋を一生の仕事にできたこととそのために高校を中退した決断力などに触れ「音楽に関わる仕事をしたいという自分と共通点を感じた」と目を輝かせた。



 総務省の情報通信白書では、10代のほとんどが新聞を読まないという現在。3人も自宅で新聞はとっていないという。そんな中で、新聞の良さについて「同じ記事でもクラス内で違う意見が聞ける」「リアルタイムのニュースに興味を持つきっかけになる」などの声が上がった。

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