県政報告 県立がんセンターがんゲノム医療を拡充 公明党 神奈川県議会議員 谷口かずふみ
がんの組織などを用いて、多数の遺伝子を同時に調べることで、一人ひとりのがんの特徴がわかり、より適した治療を選べる可能性がある「がんゲノム医療」。
神奈川県立がんセンター(=写真)は「がんゲノム医療拠点病院」に指定されており、遺伝子を調べる「遺伝子パネル検査」を2019年8月から行っています。
現在、この検査に保険が適用されるのは、標準治療(治療効果や安全性が確認され、医学的に最も推奨される治療)を終了した患者さんなどに限られています。
しかし、標準治療を受けている間に、がんが進行してしまうことも少なくなく、たとえ保険が適用されなくても、治療の初期段階から、がんゲノム医療を受けたいという声が寄せられています。
そこで、公明党県議団は今年2月の代表質問で黒岩祐治知事に対し、「こうした声に応えるべき」と訴えました。
保険適用外検査も開始
知事は「がんセンターではこれまでの実績により的確な治療法が提案できる体制が整ったことから、本年4月より、保険適用外である初期段階からのパネル検査も開始する」と答弁。「早い段階で原因となる遺伝子変異が明らかになれば、がんが進行する前に適切な治療を受けることが期待できる」と述べました。
お問い合わせは、がんゲノム診療相談センター【電話】045・520・2211へ(受付時間 平日 午前9時〜午後4時)。
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