「桜の咲く時期が最も大変」と岡部さん
南林間駅から徒歩15分ほどの住宅街にある西鶴間３号公園で、約20年間ほぼ一人で清掃をする岡部重一さん（86）。公園近くに60年前から住み公園ができた当初から清掃に関わってきた。
岡部さんは「最初は近隣住民10人前後で会を設けて掃除をしてきました。しかし会員が引っ越しや年齢を重ね、20年前からは私ひとりで清掃をしています」と話す。
春には園内に植えられた桜10本から散った花びらを掃き清め、花壇の雑草を取り除く。夏には毎日、土埃が周囲に広がらないように水を撒き、秋には落ち葉を片付ける。60歳で定年退職し、健康のための毎日の日課と通うものの、近年は腰を痛め思うように清掃活動に取り組めない。
「振り返ると20年より長く感じます。楽しいことばかりではなかったけれど、季節ごとに咲く花々を見ながら清掃し、公園がきれいになっていくのは本当に気持ちがいいものです」。今後は地域住民や公園を利用する人たちにも協力をお願いしたいと言葉を続けた。
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