マスク緩和、5類移行…アフターコロナへ 意見広告 失われた地域力を再生 大和市議会議員 小田 博士
1月、伝統行事のどんど焼きに参加しました。コロナ前は子供たちがたくさん集まり、3色のお団子をたき火にくべて、談笑するなど活気がありました。ですが、感染症対策の観点から今回もお団子はなく、子供たちもいませんでした。私は地域行事に伺う機会が多いのですが、現在も何らかの制限が続いています。
13日にはマスク着用が任意に。5月8日には感染症の分類が2類相当から5類へ移行し、季節性インフルエンザ並みの扱いとなります。アフターコロナという「新時代」に移る中、失われた地域力を再生させることは喫緊の課題です。
糸魚川大火の教訓
昨年7月、市議会の会派で新潟県糸魚川市を視察しました。同市では2016年12月、ラーメン店から出火し最大瞬間風速27mを記録する強風にあおられ大規模火災となりました。147棟、3万平方メートルが焼損しましたが、死者はゼロでした。負傷者は17人でしたが、大半は消防団員で一般の方は2人に留まりました。
人的被害が小さかった理由を尋ねると、現地の方はこう答えました。「糸魚川市は自治会組織率がかなり高く、コミュニティの力が強いのです。住民同士が顔見知りなので、声をかけあって逃げました」。地域力は防災力の基盤であると理解しました。
イベントを支援
大和市の人口密度は、神奈川県内で川崎市に次ぐ2番目の高さです。それに加え、燃えやすい木造住宅が密集する地域もあります。本市の災害では、火災がもっとも要警戒とされます。スタンドパイプ消火資機材をはじめ防災訓練は重要です。
訓練の場となるコミュニティの力を取り戻すには、自治会などの様々な行事を元通りに行うことが一番ですから、よって私はイベント開催を支援していきたいです。そうすれば賑わいが戻り、地域経済も復活していくのではないでしょうか。
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