災害対策について 神奈川県議会議員 野内 みつえ
9月一般質問に登壇し、「要配慮者の視点を踏まえた災害対策」について質問しました。
【質問】今後の災害対策を考えるうえで私が重要と思うのが、災害対策に障がい者などの要配慮者の視点を反映することである。
平成23年に発生した東日本大震災では、障がい者の死亡率は人口全体の死亡率と比べて2倍以上といわれている。平成27年の熊本地震に関する国の報告書でも、障がい者が適切なケアができる避難所に避難できていなかった実態などがある。平成30年の西日本豪雨では、多くの高齢者が亡くなったことに加え、障がい者の避難に様々な課題があったとの調査結果がある。本県でいつ起きるかわからない大規模災害に備え、要配慮者の視点を踏まえ、災害対策を進める必要があると考えるが、どうか。
【答弁(黒岩知事)】
要配慮者の方、当事者の皆さんの意見をしっかりと伺い、検討を深めたい。この検討結果を基に、今後、強化すべき対策を、来年度取りまとめる次期地震防災戦略に反映し、要配慮者の視点を踏まえた災害対策の強化に繋げていく。
特別委で質問と要望
その後、所属する「安全安心なまちづくり特別委員会」でも質問を行い、障がい当事者(車椅子の男性)の意見が、県の最高機関である防災会議に結果的に反映されることを引き出しました。また、次回は、障がいのある女性を当事者として加えていただくことを要望しました。
◆ご意見をお聞かせください。会議録は県議会のHPからご覧頂けます。
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