大和市の夏を彩る一大イベント第49回「神奈川大和阿波おどり」(主催/神奈川大和阿波おどり振興協会)の本大会が7月26日(土)・27日(日)、大和駅周辺の商店街で開催される。地域振興を目指して商店会から始まった阿波おどりも「関東三大阿波踊り」の一つに数えられるまでに規模を拡大し、来年は節目の50回目を迎える。
毎年7月の最終週に行われ、30万人超が来場する大和の阿波おどりは、全国からおよそ1700人が集結し、連ごとに特色ある踊りを披露する。
各通りでは沿道を大勢の観客が埋め尽くす中、太鼓や笛の音に合わせ、色鮮やかな衣装をまとった女踊りと男踊りが観る人を魅了していく。
踊り手たちの華やかさと、観客たちの熱狂を支えているのは、会場一帯で汗をかきながら裏方に徹する多くのボランティアたち。交通整理や救護、撮影班にタイムキーパーなど、イベントに関わるすべての人たちの力を結集して紡がれてきた阿波おどりの歴史が来年、半世紀を迎える。
神奈川大和阿波おどり30周年記念誌によると、第1回大会は1977年7月3日、新橋通りで開催された。この時の踊り手はおよそ100人、観客は500人だった。
回を重ねるごとにイベントは規模を拡大していく。参加連は増加を続け、第29回大会(2005年)の来場者はおよそ42万人を数えた。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった第46回大会(22年)では東側プロムナードに特設の桟敷席を設け地元連を中心に13連が出演。「徳島県阿波踊り協会合同連」も駆けつけ、本場徳島の阿波おどりを披露するなど、閉塞感が残る大和の市民に元気と感動を届けた。
「並行して準備」
イベントを主催する「神奈川大和阿波おどり振興協会」。今年3月に同協会の会長に就任したのは栗城健氏(56)。
これまで実行委員長や会長代行を歴任してきた栗城会長は「今年の第49回大会を無事に成功させながら、来年の50回記念大会の準備も並行して進めていきたい」と語り、節目の開催に並々ならぬ思いをにじませる。
第49回大会は、26日(土)午後4時30分から大和駅東側プロス前で開会式を行う。路上演舞は5時〜8時20分。翌27日(日)午後4時30分からは振興協会所属連の選抜メンバーによる「総踊り」が大和中央通りで行われる。路上演舞は5時〜8時20分。
7月13日(日)には「ぞめき2025」
本大会に先がけて、「ぞめき2025」が7月13日(日)、大和駅から徒歩3分にある「大和市文化創造拠点シリウス」で開催される。午後2時25分〜5時40分ごろ。開場は1時30分。
阿波おどりの幕開けを飾る「ぞめき」では、1千人収容のシリウスメインホールで舞台踊りが披露される。踊り手たちの息の合った動きはもちろん、照明や音楽など趣向を凝らした演出も見どころだ。
チケットは全席指定でS席2千円、A席1500円、自由席1千円。インターネットやメガロス大和で販売中。詳細は神奈川大和阿波おどりの公式ホームページで。
![]() 本大会に先がけて大和市文化創造拠点シリウスで行われる「ぞめき」の様子
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![]() 神奈川大和阿波おどり振興協会の栗城健会長
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