子育てサロンを開き、子育てアドバイザーとして地域で活動する 牧野(まきの)由希子(ゆきこ)さん 国分南在住 45歳
芯は一本、好奇心は万本
○…料理・エステ・裁縫・アルバムワークなど、地域に住む子育てママのために自宅を開放して教室を開いている。「自分の子どもがより良く育ってほしい」。誰しもが抱く思いを、地域で考えていける場として、ママたちの拠り所となっている。教室にはその道のプロを招く”餅は餅屋”がコンセプト。「子どもたちに手をかけてほしい。そのために勉強するのも親の楽しみになるから」と表情をゆるめる。
○…服飾の専門学校を卒業後、アパレル企業へ入社。3年間勤めた後、コンサルティング会社へ転職。営業や経営を学ぶうちに、ふと人生設計を考えることに。4人の子どもを育て40歳のときには何かを経営しようと考えたのが25歳。今すぐ結婚しないと間に合わないと、慌てて隣にいた同僚に「私と結婚しよう」と一言。隣にいた同僚は、交際相手にプロポーズをして返事待ちの男性。「人生を考えたら結婚して早く子どもを作らなきゃって、本気で思ったのよね」。その後まもなく、その同僚と結婚。
○…大学生から幼稚園児までの息子が6人。「すべては子どもたちのために」。病気や食事、子育て方法など、本を読んだり講演に行ったりと必要だと思うことには時間を惜しまない。その結果、人が人を呼んで、TVや雑誌の取材、講演会の依頼で引っ張りだこ。手帳には毎日の予定がびっしり詰まっている。「納得がいかないやり方だと病院の先生や学校の先生に噛み付くこともしばしばあるのよ」と得意げな笑みを浮かべる。
○…取材中には幼稚園から一本の電話。「子どもがお弁当忘れちゃって」と届けに向かい、5分ほどで帰宅。「子どもが自分でお弁当を作るから、こんなハプニングもたまにはね」。牧野家では4歳から料理修行が始まる。「70歳では、息子たちが経営するレストランで昼からワインを飲んで、120歳には体育館じゃないと入らないほど、いっぱいの家族になってたいわ」。人生設計は常に更新中。
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