海老名市教育委員会は1月13日、東柏ケ谷小学校の給食で提供された「オムレツトマトソースかけ」にビニール片が混入していたと発表した。5年生の女子児童が口にしたが、異物に気付き吐き出したため健康被害は出ていない。
ビニール片は長さ約1・5cm、幅約0・5㎜。「現在調査を進めている段階」とした上で市教委は「東柏ケ谷小学校の自校調理場では調理段階でビニールを使用していないため、納入業者が加工している段階で混入した可能性が高い」としている。
東柏小から連絡を受けた市教委は同様のメニューが提供されていた6校に連絡。他に被害が出ていないかを確認した。さらに翌日の献立に同じ納入業者が製造したオムレツが組み込まれていた6校については、メニューを差し替えた。
市内では昨年1月から給食への異物混入が相次いで報告されている。1月には東柏小で調理器具のゴムベルト片、2月には中新田の「食の創造館」で製造された米飯から針金と木片が発見され、さらに10月には鶏肉の唐揚げからプラスチック片が見つかっている。
幸いにも健康被害は出ていないものの、その都度、「食材の安全確認を徹底する」「納品時のチェック体制を強化する」といった改善策を施している中での再発を受け、「安全・安心な給食」を提供するために市教委がどのような改善・対応策を示すか注目だ。
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