海老名総合病院の院長に就任した 服部 智任さん 河原口在勤 54歳
経験生かし地域に存在感を
○…超高齢化社会が日本全体でも叫ばれ、海老名もその例外ではない。それに合わせて病院不足の問題や医療に対しても高い技術が必要とされる中、「海老名総合病院」では、より複雑な病態でも対応できる高度急性期医療の提供と地域密着という2大テーマのもと、新たな指揮官のもとで4月からスタートを切った。
○…おじが医療関係に従事していたこともあり、幼少時代から医療に興味を持っていた。小学生のアルバムなどには「将来は『医者になる』と書いてありますね。憧れ的なものがあったのかも知れません。勉強は好きじゃなかったけど」と微笑む。人と接することが好きで役に立ちたいという思いも強く、ブレることなく医療の道を歩み続け、大学卒業後は東京の大学病院に就職。「家には服を取りに帰るぐらい。ほぼ全ての時間を病院内で過ごしていたので、身体がついていくのが大変でしたね」と駆け出しの苦労も教えてくれた。
○…「仕事が趣味になっています」と話す一方で、病院以外のプライベートについては「家に帰るとゴロゴロとしていますね。悲しいかな」と笑いを誘う。時間に追われる忙しい日々を過ごす中で、合間を見つけてするジョギングや妻と美術鑑賞に行くなど、ゆったりした生活を送ることも。子どもたちはすでに自立しているが、子育て中は「負けず嫌いなこともあって子どもには厳しかったですよ。今思うと反省です」と父としての一面も覗かせた。
○…押しつける医療ではなく、受診や病気説明に関しても分かりやすい病院を目指す同院。「以前は医療提供側が大部分を任せられていたこともあり『私が良いと思っているものは良いに違いない』と驕る若い時代もあった」と告白。そんな経験も踏まえた上で現在は、院長としてスタッフのポテンシャルを引き出し、社会に応える存在として前進し、どんな事でも真心を持って取り組んでいく。モットーは「常行一真心」。
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