海老名・座間・綾瀬 コラム文化海老名郷土かるたを巡る
公開日:2015.07.10
龍峰寺 鉄牛和尚の八景詩
龍峰寺は元々、海老名中学校のところにありましたが、昭和4年に現在の所に移りました。南北朝時代に円光大照禅師が建立したと伝えられています。
元禄のころ、名僧鉄牛和尚がこの寺にとどまり八景の詩を残しました。その題名は「大山の夕照、士峰の清雪、鴫沢の瞑煙、清水の鐘声、島間の春耕、湘浦の度船、菅社の秋月、祇林の緑樹」で当時の海老名の風景がよく表現されています。
国指定重要文化財とされる「木造千手観音立像」は元旦と3月17日の年に2日間のみ開帳されています。
195cmの国重文立像はカヤ材の一木造りで、彫り方や衣の表現に平安時代の特徴もありますが、水晶やガラスで作った眼をはめ込む手法「玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)」などから、鎌倉時代末期に補修または古い像にならい再興されたものと考えられています。参考資料/ふるさとの歴史と文化遺産
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