横須賀・三浦 トップニュース教育
公開日:2026.02.13
三浦市初声町
里山を「学びの庭」に
オルタナティブ校が今春開校
三浦市初声町下宮田の約3000坪の広大な敷地に今春、新たな学びの場が誕生する。横浜市で幼稚園・小学校を運営してきた片山千明さん(51)・里美さん(51)夫妻が手掛けるオルタナティブスクール「歩歩是学舎(ほほこれがくしゃ)」だ。自給自足的な循環型の暮らしをベースにした、独自の教育実践をスタートさせる。
片山さん夫妻は2019年に土地を購入。「歩歩是農場」と名付け、週末になると荒れ果てた土地を耕し、時には当時運営していた「かいじゅうの森幼稚園・小学校」の子どもたちを呼び、収穫や畑仕事といった体験の場として活用しながら、数年の歳月をかけて里山を再生してきた。そして昨年に移住。千明さんは「実際に暮らし、循環型の生活に幸せを感じた。そのものを教室にしたかった」と開校へのきっかけを振り返る。
特徴的なのは、段々になった土地の形状を活かした空間構成だ。段ごとに駐車場や、片山さん夫妻の自宅、ゲストハウスを兼ねた学舎、畑や農場などに分かれており、一帯を子どもたちの主な学びの場としていく。
校名にある「歩歩是」は、一歩一歩の積み重ね、日々の丁寧な暮らしの中にこそ学びがあるという禅の言葉に由来する。同校では、決まったカリキュラムは持たない。八重桜が咲けば夏野菜を準備し、お彼岸が来れば種をまく。自然の暦に合わせ、畑仕事や動物の世話、海での活動を通じて、生命の営みを肌で感じることを重視する。
敷地内ではヤギや鶏が飼育され、剪定した枝葉をヤギが食べ、その糞が畑の肥料となる無駄のない循環が生活の一部だ。
多様な生き方提示
千明さんは、横浜市で幼稚園を運営する以前は、会社という組織の中でキャリアアップに邁進する日々を送っていた過去も持つ。しかし、土地の開拓を進める中で目にしたのは、自らの持つ技術を生かし、たくましく生きる地元の農家の姿だった。「組織に頼るだけでなく、多様な生き方があることを子どもたちに見せたい」と、自身の経験も踏まえ、学校教育外での学びの意義を強調する。
居住地域は問わず、対象は小学1〜3年生で、将来的に6年生まで受け入れる予定。火〜木曜日の中から1〜3回のコースを選択する。定員は10人未満。詳細は「歩歩是学舎」で検索する。
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