戻る

中区・西区・南区 政治

公開日:2026.02.12

衆院選 神奈川も自民圧勝1区 丸尾氏、2区 新田氏が初当選

  • 花束を受け取る丸尾氏=写真左=と菅元首相と万歳をする新田氏(右)=同右

    花束を受け取る丸尾氏=写真左=と菅元首相と万歳をする新田氏(右)=同右

  • 衆院選 神奈川も自民圧勝1区 丸尾氏、2区 新田氏が初当選 (写真2)

  • 衆院選 神奈川も自民圧勝1区 丸尾氏、2区 新田氏が初当選 (写真3)

 衆議院議員総選挙の投開票が2月8日に行われた。前職、元職、新人計3人が出馬した神奈川1区(中区・磯子区・金沢区)は、自民党の新人・丸尾南都子氏(43)が、菅義偉・元首相の引退で新人5人がしのぎを削った神奈川2区(西区・南区・港南区)は、自民党の新田章文氏(44)がそれぞれ初当選した。神奈川の全20選挙区を自民党が独占した。

神奈川1区

 1区には丸尾氏のほか、中道改革連合の前職・篠原豪氏(51)、日本維新の会の元職・浅川義治氏(57)が立候補していた。

 この小選挙区で自民党が勝利したのは2017年以来。丸尾氏は昨年4月、松本純・元国家公安委員長の後継として支部長に就任した。地域を積極的にまわり、経済産業省出身で弁護士に転身した経歴から経済と法律の知見を生かした政策を実行していくことを訴えてきた。また、二人の子どもを育てる母親としての等身大の言葉も多く発信し、幅広い年代に支持を広げていった。選挙序盤こそ、知名度などから厳しい戦いになると報じられたものの、日を重ねるにつれ優勢が伝えられるようになった。

 投票終了の午後8時と同時に自民党候補者の当確が次々と出る中、丸尾氏の当確が流れると選挙事務所は拍手と歓声に包まれた。支援者らに感謝を述べ、喜びを分かち合ってだるまの目入れを行った丸尾氏。「未経験だからこそ、街の人たちの感覚に近い部分がある。皆さんの声を聞いて、それを解決していったり、一緒に考えていくのが政治の役割。初心を忘れずにやっていく」と決意を話した。

 横浜市議から転身し、2014年の衆院選で比例復活当選してから4期務めた篠原氏。3期連続の小選挙区での勝利を目指したが、届かなかった。9時過ぎに事務所を訪れ、「私の力不足で残念ながらこのような結果になってしまった。皆様のご協力とご支援、共に戦わせていただいたことに感謝を申し上げます」と支援者らに対してあいさつ。比例での復活もならず、今後については「これからも地域の皆様の声を丁寧に聞かせていただき、その声が政治に反映されるように努めてまいります」と話すにとどめた。

神奈川2区

 2区には新田氏のほか、いずれも新人の中道改革連合の柳家東三楼氏(49)、国民民主党の片山智絵氏(34)、共産党の並木まり子氏(74)、参政党の平本幸次郎氏(63)が立候補していた。

 1996年の小選挙区制導入から10回連続で当選していた菅義偉元首相(77)が解散直前に引退を表明。20年間、秘書を務めてきた新田氏を後継に指名した。選挙戦で新田氏はたすきの裏に菅氏が使用していたものを縫い付けて臨むなど、後継者であることを前面に押し出した。陣営からは「今回は菅の11回目の選挙のつもりで戦う」との言葉も聞かれ、事務所の骨格は菅氏の選挙時と同様だった。公示後は商店街や駅前で演説を繰り返し、菅氏が進めてきたふるさと納税やインバウンド政策、不妊治療の保険適用などを「希望」と表現し、「時代に合わせて希望を進化させ、さらに大きな希望を作っていく」と訴えた。終盤には西区、港南区、南区のそれぞれの公会堂で集会を開き、いずれも菅氏が駆け付けて新田氏の支持を呼びかけた。

 8日午後8時過ぎにテレビで当選確実が報じられると、南区宮元町の選挙事務所そばに設けられた会場に新田氏が姿を見せ、集まった約200人の支援者とともに待ち構えていた菅氏から祝福を受けた。菅氏は「総理大臣になった時、新田君を総理大臣秘書官に指名した。やはり先見の明があった」と語り、会場の笑いを誘った。新田氏は「菅先生のお力があったからこそ、戦い抜くことができた」と感謝し、「次の時代の希望を作っていくため、秘書として活動してきた目線も忘れず、この国のために働いていく」と決意を述べた。

 今まで政治活動の経験がなく、会社員から挑んだ片山氏は自身の大学時代に苦しい生活をした経験から、お金の不安がない社会を掲げた。税金・社会保険料の負担を減らし手取りをふやす政策や共働きの子育て世代への支援を訴えたが、新田氏に及ばず次点となった。「一人ひとりに光を当てる新しい政治を始めたいと思い立候補したが、その思いがかなわず無念だった」と振り返るが「結果に真摯に向き合い、次の機会に備えたい」と前を向いた。

 2024年の衆院選で立憲民主党から出馬し、菅氏に次ぐ得票を得た柳家氏。落選後も地道に地域を周り活動し、一定の知名度は見込まれたが菅氏の地盤を引き継ぐ新田氏の支持層は厚く及ばなかった。給付付き税額控除の導入、クリーンな政治など「新しい政治、新しい風」掲げるも、前回から得票数は約5000減、得票率も落とす結果となった。

 投票率は

 投票率は横浜市で57%と前回から約1・5ポイント上昇した。中区が53・74%(前回51・63%)で市内17番目、西区が57・24%(同55・07%)で同9番目、南区が51・88%(同51・44%)で同18番目だった。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中区・西区・南区 ローカルニュースの新着記事

中区・西区・南区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS