千手観音 仁王が守る清水寺
国の重要文化財に指定されている清水寺(現龍峰寺)の「木造千手観音立像」。毎年、元旦と3月17日の2日間のみ開帳され、観光スポットとしても多くの人を楽しませています。
カヤ材の一木造りで像高は195cmの十一面四十二臂の千手観音菩薩立像。42本の手のうち、脇手の1組を頭上に上げて組み、化仏を抱く姿が特徴的な「清水式」と呼ばれる形式で、京都の清水寺以外では岐阜の慈恩寺、岩手の中尊寺観音院に安置されている極めて珍しいものです。彫りや天衣の表現に平安時代的特徴が見られますが、面貌の写実的表現や、水晶やガラスで作った眼をはめ込む手法「玉眼嵌入」は鎌倉時代の技法であることから、鎌倉時代末期に補修もしくは古い像に倣って再興されたと考えられています。
参考資料/自然と歴史のさんぽみち ほか
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