海老名・座間・綾瀬 コラム
公開日:2017.06.30
運河では 相模最古の逆川
2015年5月8日号から始まった当コーナーがとうとう最終回を迎えました。最後に紹介するのは平安時代以前に作られたとされる人工水路・逆川です。
杉本小学校付近から目久尻川の水を取り入れ、伊勢山の南側を回って国分寺の東側を流れ、国分尼寺跡西側の小谷戸から海老名耕地に注いでいました。国分付近では南から北へ、目久尻川流域でも低地である南から台地上の北へ流れていることから「逆川」と呼ばれています。昭和40年代までは水が流れていましたが、次第に埋め立てられ、現在は一部の地形にしか、その面影を見ることが出来ないそうです。発掘調査によると、平安時代以前に作られ、船着場と推定される遺構が確認できたことから、運河のような役割もあったと推定されています。
参考資料/自然と歴史のさんぽみち ほか
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