海老名・座間・綾瀬版 掲載号:2018年7月20日号 エリアトップへ

えびなの企業史 「お客様の思いに応えたい」 30周年・欧風菓子 プランタニエ

掲載号:2018年7月20日号

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店主の利夫さんと夫人の久子さん
店主の利夫さんと夫人の久子さん

 このコーナーでは長きにわたり活動を続け周年を迎えた市内企業を取り上げ、これまでの歩み・思いなどについて話を聞く。第5回目は30周年を迎えた、市内杉久保北の洋菓子店「欧風菓子 プランタニエ」(小島利夫店主)を紹介する。

 フランス語で「春」を意味する店名・プランタニエ。開店当初に構えた店舗が春に完成したばかりのマンションだったことから名付けられた。当時はバブル期真っ只中。ティラミス、ナタデココ、カヌレなど毎年何かしら洋菓子界でブームが到来し、手掛ける商品は作れば作るほど予想以上に飛ぶように売れた。「開業から2年くらいは休む間もなくてね。毎日朝7時から夜0時まで働いたよ」と店主の小島さんは当時を懐かしむ。

一人前になりたくて

 小島さんが母の手伝いをする中で料理に目覚めたのは小学生の時。八百屋で売り物にならない果物をもらってジャム作りをすることも日常だった。高校卒業後は独学で学び調理師免許を取得。デザートまでコースで作れるコックになりたいと洋菓子の道に足を踏み入れた。

 3、4年続けても納得のいく一人前のパティシエになれていないと、さらに技術を高めることを決意し31歳の時に難関国家試験・菓子製造技能士一級に挑戦し合格。その2年後にプランタニエを開業、10年を経て現在の店舗に移転した。

 同店のブレないモットーは「流行にとらわれず、お客様の声に応え続けること」。その結果常時20種類を揃えるまでになった。ショーケースにない商品を求めるお客様のために、注文を受けてからその場で作ることも。「うちはリーズナブルで気取らない雰囲気だから、農作業をやっていたおじいちゃんやおばあちゃんが作業服のまま来店されることもあるんです」と微笑む。”お客様に喜んでほしい”という思いが長年愛され続ける所以だ。
 

移転当初のプランタニエ
移転当初のプランタニエ

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