市内で飲食店などを営む「(株)むげん」の吉水啓子代表取締役と、国分北の「(有)魚彦」(内藤広行代表)がこのほど、(公社)日本食品衛生協会から厚生労働大臣表彰を受賞した。
他の模範となる食品衛生の普及向上等に功労にあった人と優良な事業等が表彰される同制度。同協会70周年となった今年は食品功労者205人と食品衛生優良施設109事業者が表彰され、県内では6人のうちの一人として吉水代表が、事業者では4社のうちの一つとして(有)魚彦が選ばれた。
地域の「食の安全」に貢献
吉永代表が「(株)むげん」を立ち上げたのは32歳の時。原点は2人のスタッフとともに始めた、まちの”小さなスナック”だ。これが契機となって時代の流れに乗り、今では「マルヨシ水産」など市内で飲食店3軒を経営する。その他にも同社では、バイオ発電・廃油回収といったエネルギーや不動産など、幅広い分野で事業展開を行っている。
吉水代表は飲食店組合や地元商店会をはじめ、商工会議所副会頭などを歴任。食品衛生協会の海老名の会長職も12年間務めるなど、地域の「食の安全」に長年寄与してきた点が評価され、今回の受賞に至った。
「恐縮してしまうが、賞をいただけて嬉しい。スタッフが綺麗好きなので厨房やホールが常に清潔で助かっています」と話した。
美味しいものを届けるために
海老名に店舗を構え61年となる「(有)魚彦」の広行さんは3代目の店主。もともとは初代・彦太郎さんが、行商として平塚漁港から海老名や座間などへ天秤を担いで回ったところから始まった。海老名域を活性させた「厚木ナイロン」の堀禄助氏から懇意にされていた事など古き歴史をもつ。
以前は市内に30店以上あった魚屋も時代の荒波にあい現在は3店舗に。事業形態なども地域のニーズと合わせ変化してきた中、同社が昔から変わらず続けているのは「新鮮で美味しいものをお客様に届けること」。その一つとして衛生管理面には注意を払ってきた。
内藤代表は「店内の掃除などを当たり前の事を普通にこなしてきただけ。ただ利用客から”ニオイのしない魚屋”なんて言われるかもね」と謙虚に話す。また受賞を受けて「こんな立派な賞をもらえるのは不思議で恐れ多いけれど、率直に嬉しいです」と喜んだ。
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