昨年3月から運用を開始した座間市LINE公式アカウントの友だち登録者数が7万人を超えた。市では、ワクチン接種予約方法の一つとなったほか、小中学校の欠席連絡ツールにもなっていることが登録を後押ししたとみている。5月9日からは「市民の声」制度も開始した。
市公式ラインアカウントは2021年3月1日に運用を開始した。現在の登録者は7万1311人(今年5月19日午後3時時点)。登録者の99%は市内登録者で、世代別にみると、10代未満3%、20代11・4%、30代16・3%、40代23・3%、50代以上が45・9%。市の人口は13万2151人(3月1日時点)で、人口の半数以上が登録した計算になる。
登録者数について佐藤弥斗市長は「ワクチン接種予約と、小中学校の欠席連絡がLINEを通してできることが大きな要因とみている」と話す。
感染症対策にも
市内小中学校では、市公式カウントと連携した保護者連絡システム「スマホで連絡とれ〜る」を導入。小学校では昨年8月、中学校では今年4月から本格運用している。
システムでは、保護者が子どもの欠席や遅刻の連絡を学校に伝えたり、学校の通知や配布物をデジタルで受け取ったりすることができる。
小学校ではこれまで、欠席をする場合は保護者が朝、登校班に行き他の児童に連絡帳を渡す必要があったが、システムの導入により受け渡しがなくなった。市内在住で中学2年生、小学6年生、幼稚園児の三姉妹を育てる若杉陽子さんは「受け渡しがなくなったのは感染症対策の面からみても好ましい。小学校にも中学校にも同じシステムで連絡できるため便利」と話した。
一方で別の保護者からは、「登校班に欠席を伝えることは依然必要だが、LINEの連絡だけで済まし登校班の子が待ち続けたことがあった」「翌日の時間割を知るには連絡帳の方がスムーズ」との感想もあった。
匿名で市政に意見
市では5月9日からLINE内で「市民の声」制度を開始。市政に関する意見を匿名で受け付け、市長、副市長、関係部署が確認する。郵送で行う「市長への手紙」と異なり回答は行わない。
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