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海老名・座間・綾瀬 スポーツトップニュース

公開日:2023.10.06

海老名市島井絵里子さん
気迫の演舞で国体入賞
太極拳ペアで実力発揮

  • 賞状を手に喜ぶ島井さん(左)と中山さん(右)=島井さん提供

  • 演武中の島井さんペア=島井さん提供

 海老名市太極拳協会に所属する島井絵里子さん(45)と大和市太極拳協会の中山智由さん(50)ペアが、9月23日に鹿児島県で開催された国民体育大会の「武術太極拳競技ペア24式太極拳(自選)の部」で4位に入賞した。大会直前に見舞ったアクシデントをものともしない演武を披露した。

 24式太極拳は、108手ある型を24手に編成して簡易化したもの。24手の型から演武の構成を自由に決め、完成度や動きの切れ、演武の構成力などを競うもの。島井さんは柔らかい動きから、流れるような演武が持ち味という。

 島井さんペアは、今年1月に行われた「第29回神奈川県武術太極拳選手権大会」で優勝。国体出場を決めると、7月には「第40回全日本武術太極拳選手権大会規定推手套路の部」でも優勝し、完成度の高い演武に自信を深めた。

 島井さんは、国体に向けて順調に調整を進めていたが大会2日前に腰を痛めるアクシデントに見舞われた。

 不安を抱えたまま挑んだ国体では、痛みに耐えながら24手すべての型を披露。思ったように得点を伸ばせない中で、構成力で高評価を得て上位入賞の結果につなげた。

 島井さんは「国体に合わせて仕上げてきたが怪我をしてしまい残念だった」と大会を振り返り、「来年も出場することができたらリベンジしたい」と前を向いた。

 島井さんは選手育成の指導者でもある。講習会などで競技普及に努め、「若い人にも興味を持ってもらえたら」と話していた。

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