全国老人クラブ連合会会長表彰を受賞したESさくら会の会長を務める 古澤 政一(まさいち)さん 座間市相模が丘在住 76歳
交流の輪、広がれ
○…クラブの立ち上げから運営に携わり、創立15年目に優良老人クラブ表彰に選出された。児童の下校見守りや地域住民の交流を目的とした祭事の企画運営など、地域に根差した活動が他の模範になるとして評価された。「これまでの活動が評価されたことが嬉しい。全員で受賞したものだと思う」と喜ぶ。クラブは130人の会員が集う大所帯で「無理はしないで、できる人ができることをするがモットー」と運営の持論を説く。
○…長野県上伊那郡出身。活発な幼少期を過ごし、夏は日が暮れるまで白球を追いかけ、冬には田んぼにできた天然のリンクでスケートを楽しんだ。中学に進学すると興味は一変、短歌クラブに入部して三十一音で表現する世界に身を置いた。上京は国家公務員として運輸省に入省したのがきっかけで、主に人事関係に従事し、55歳まで勤め上げた。「人事は人生に関わる仕事。それだけに責任重大」と仕事の難しさを語る。
○…妻と2人暮らし。親元を巣立った2人の息子はそれぞれ所帯を持って5人の孫にも恵まれた。正月に帰省する息子家族と過ごすひと時を心待ちにしており、「孫の成長が楽しみ」と笑顔がほころぶ。健康づくりに始めたウォーキングが日課で「1日1万歩」が目標だという。自宅付近には桜の名所として知られる「さくら百華の道」があり、「季節を感じながらまちを歩いていると2万歩を超えることもある」と健脚だ。
○…外出控えを余儀なくされた新型コロナの影響で、地域コミュニティの希薄化の進展に危機感を募らせる。災害時には共助による助け合いが必要で、「外出するきっかけや住民間で顔を合わせ交流する場所を今以上に提供していきたい」と意気込む。
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