海老名・座間・綾瀬 人物風土記
公開日:2025.09.05
海老名駅での野菜の自動販売機設置で中心的な役割を担った
綾 開(かい)さん
海老名市国分北在住 30歳
好奇心で人をつなぐ
○…海老名市中野の入内島は古くから地元住民に「いちご島」と呼ばれ、先代から受け継いだ土地に若い就農者らが住んでいる。そんな農家と小田急電鉄の担当者をつなぎ、海老名駅東口で農畜産物の自動販売機設置を実現させた。「自販機がどんな風に受け入れられるか楽しみ。生産者と市民の方をつなぐ役割が担えたら嬉しい」と期待に胸をふくらます。
○…香川県坂出市生まれ。緑豊かな環境で自然と触れ合い育った。子どもの頃は裏山に秘密基地をつくり、カエルやカブトムシを捕まえて遊んだ。大学進学を機に上京し、就職時に海老名に移り住んだ。利便性が高い一方、田んぼが多く山も近い。都市と自然のバランスが心地良かった。「すぐに海老名が好きになった。相模川は特にお気に入り」とほほ笑む。
○…好奇心旺盛な性格。「できるうちに、やれることをやる」をモットーに、住み込みでのみかんの収穫や離島でのガイドなど、様々な体験をしてきた。時間を見つけては旅に出て、数週間帰宅しないことも。自然遊びは今も好きで、体験ツアーのスタッフとして毎年、瀬戸内海の無人島へ行き、参加者にテントの設営や魚釣りを教える。「自然の中だと考えられることの幅が広い。試行錯誤することが楽しい」
○…2年前、海老名で出会った友人と観葉植物を販売する会社を立ち上げた。植物の保管場所を探す中で、いちご島の人たちと出会い、一緒にマルシェに参加するようになった。「助け合う姿が故郷と似ていて、居心地がよかった」と振り返る。何か貢献できないかと考える中で自販機の話が立ち上がり、提案や調整に汗をかいた。「好きな土地や人の力になりたい」という思いが原動力。海老名の地に第2のふるさとを見つけた。
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