神奈川県高等学校新人ダンス大会で準優勝した座間高校創作舞踊部の部長 安岡 あこさん 伊勢原市在住 17歳
ダンスで磨く”自分らしさ”
○…優勝目指し挑んだ県新人ダンス大会。踊りの中でも、振り付けや動きの面白さが問われる「フリー部門」に出場し、61チーム中、結果は2位。「作品内容はよかった」と振り返るも、同部が昨年果たした”優勝”を引き継げなかった悔しさが残る。27人の大所帯をまとめる部長には昨年8月に就任。次回の舞台に向けたミーティングに余念がない。3月に市民芸術祭、6月に県大会を控え、「技術の底上げ」が課題だ。「今は家族より過ごす時間が長いかも」という部員の仲間。「みんなで作り上げるダンス」に強い思いを込める。
○…伊勢原市生まれ。年の離れた2人の兄の影響からか「さばさばした性格」と自己分析。男女問わず友人が多い。6歳の時「テレビに出たい」と都内の劇団に入団。脇役ながらもミュージカルの舞台を踏んだ。ダンスの基礎を学ぼうと、クラシックバレエも経験。現在も地元の教室に在籍する。伊勢原の小・中学校を卒業した後は「全国大会常連の創作舞踊部に」と、座間高校へ進学。電車通学の毎日を送る。
○…舞台への関心が強く、母親と一緒に「劇団四季」の公演へよく足を運ぶ。「男性とは違うかっこよさ」をもつ「宝塚」に魅了されたのは小学生の時。CDやDVDも鑑賞するほどの惚れ込みようで、憧れの役者からはダンスや発声を学ぶという。昨年、全国大会出場を決めた同校サッカー部の試合には、部員らと一緒に現地まで応援へかけつけた。県大会で優勝を決めた瞬間、「涙が出た」
○…昨年、県から表彰を受けた同部。市内の養護学校や小学校を訪れダンス交流を図るなど、長年の地域貢献活動を評価された。先月には市内で開催された国際交流イベントに出演し、地域交流を図った。踊りを通した出会いや活動が成長の糧だ。「踊ってる時が一番自分らしくいられる。いつかダンスを仕事にしたい。どう関わるかを考え中です」。将来像に華が咲く。
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