座間市議会議長に就任した 小野 たづ子さん 緑ヶ丘在住 62歳
凛々しく穏やかに
○…平成12年に初当選して、現在3期目。9月定例会で、市議会議長に選出された。就任から10日ほど公務をこなし、強く感じたのは職責の重み。「議長として、心して臨んでいきたい」と堅い意志を抱いている。課題の一つとして、議会改革を挙げる。市民に開かれた議会を目指し、一つひとつ出来ることから改革に取り組んでいく考えだ。
○…自分や家族を支えてくれた人、人生で出会った多くの人たちへの感謝の気持ちから、「自分の出来ることで恩返しを」と議員を志した。議員としては、教育や福祉の分野で女性の視点を大事にするだけでなく、「積極的な政策提言をしていきたい」と語る。
○…好奇心が旺盛で、穏やかな人柄にも、芯の強さを併せ持っている。子育てに奮闘する前の20代は、「社会に進出して活躍したい」と、建設会社の秘書、音響設備を取り扱うショールームのスタッフ、出版社の編集者など様々な職業に挑戦した。仕事に対してはとにかく一生懸命。思い出深いエピソードの一つが、秘書時代にある。担当する専務から「秘書は必要ない」と言われた。これに発起し、座間から会社のあった新宿まで始発に乗って、専務が来る朝8時より前に出社し続けたという。「『認めさせたい』という気持ちがあって、張り合っていました」と苦笑いを浮かべながら振り返る。その仕事振りは認められ、結果的に秘書室を作ることまでつながった。
○…夫と、息子と娘がいる。子どもたちとの距離は親密で、今でこそ少なくなったが「たづ子」と名前で呼ばれることも。「そうしたら夫が息子に『お前の嫁じゃないぞ』と言っていましたね」と笑う。趣味の一つはスポーツ観戦。息子がサッカーチームに所属していたこともあり、特にサッカー好き。今、注目しているのはなでしこジャパンの澤穂希選手。「いつでも前向き。リーダーとしても素晴らしい」と尊敬の念を抱いている。
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