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座間版 公開:2012年12月7日 エリアトップへ

座間市障害者団体連合会の会長を務める 鈴木 孝幸さん 相模が丘在住 56歳

公開:2012年12月7日

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自分だからできる使命

 ○…市内8つの障害者団体で組織される「座間市障害者団体連合会」の会長を務め2年。日本盲人会連合の副会長やNPO法人「緑の家」の理事長など様々な活動をする。「今まで以上に当事者目線を強く出していきたい」と、幅広い福祉向上を目指す。12月9日には障害者週間に合わせ、市民との交流を目的に「にこにこフェスティバル」を開催する。

 ○…「市の職員である前に障害のある人」と、29年9か月勤務した座間市役所を6年前に退職。その経験を活かし、必要な人に必要なサービスを、と市に要望を伝えていく。要望書は各課の窓口へ直接持っていき、生の声を届ける。誰しもが「自己実現」できる、頑張りがいのある社会の環境作りが責務だという。視覚障害者のためのバレーボールの全国ルール統一に携わり、1991年に初めて全国大会を座間で開催。さらに市視覚障害者協会は、9月に行われた市議選で全国に先駆けて、音声コード付きの拡大文字盤の選挙公報を製作した。一歩一歩着実に、一緒に頑張れる地域づくりを目指す。

 ○…中学生のときのけがが原因で、30代半ばで視力を失った。葛藤もあったが「君でなければできない使命がある」という言葉に心を動かされた。「悲しかったけど、目が見えなくなっただけ」と思えたそう。40年近く続けるギターはバックバンドをつけて、カバー曲やオリジナルの弾き語りコンサートを開くほど。最近では三味線を始めた。また、4人の子どもが社会人となった今も家族で外食するなど仲良し一家。「お父さんが誇り」と子どもからの言葉は忘れられない。

 ○…日本盲人会連合の事務所は東京新宿。毎朝5時に家を出て6時に出社。全国からの相談や、厚労省への交渉、全国各地での講演など多忙な毎日を過ごす。「パンと牛乳を与える」のではなく、「それを得るための術、技術を支援したい」と更なる福祉向上を目指す。
 

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