座間市商工会女性部の部長 石井 洋子さん 相模が丘在住
「言葉にしないと伝わらない」
○…座間市商工会に所属する事業所の経営者や従業員が加盟する女性部。７人の部員をまとめる部長に、５月１日の総会で再任された。「みんなが知恵を出し合えば良い企画が出るはず」とメンバーの意見を尊重しながら部をまとめていく考えだ。また、今年は創立40年という節目。特に力を入れたいというのが部員増強だ。「１人や２人でできないことでも、多くの力が集まれば可能になる。そのために、１人でも部員を増やしたい」と意気込む。
○…夫婦二人三脚で学習塾「（株）相模学習社」（相模が丘）を営み、小学生に算数と国語を教えている。１９６７年創業の同社はもともと、教育関連の書籍を販売していた。当時は、大らかな人柄の夫を「私がしっかりしなきゃ」と陰から支える日々だった。転機は、夫が体調を崩した30年ほど前。資格を取り、未知の世界だった学習塾を始めた。こうしてスタートした塾の仕事が今や「生徒がいる限り一生続けていきたい」と話すほど。その原動力は、授業に集中している時の子どもたちの表情だという。「目を輝かせて、じっと聞いている姿が好きなの」とうれしそう。
○…快活な性格で、「おしゃべり」が大好き。会話が弾んで、立ったまま２、３時間喋り続けることも。「聞き役」の夫とは良い組み合わせだという。会話の種は、友人との会話、新聞、テレビなど日常生活の至る所でキャッチ。心に響く事柄があれば、すぐにメモを取る。「つい喋りすぎてしまうけど、自分の気持ちや考えは、言葉にしないと伝わらないでしょ」と照れながら笑う。
○…女性部のほか、女性や女児のための奉仕団体「国際ソロプチミスト座間」に所属している。数年前に、大和法人会の女性部会長を務めていたことも。仕事をこなしながらの地域活動は忙しく、時間的な制約も多いが、「人の役に立つと思えば頑張れるし、楽しい」と語った。
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