座間神社で写真展「鎮守の森の祭り」を開いている 鈴木生子(いくこ)さん 入谷在住
人との交流が喜び
○…座間神社境内のご神木、生い茂った木々…、そして其処に集う人々に魅せられた。例大祭や筆供養など祭事の様子を切り取った作品展を8月30日まで開催している。作品の見所は、鎮守の森がもたらす静かな時間の流れ、そして祭事に関わる子どもたちの姿だという。「神社で守られている伝統と、子どもの豊かな表情を眼にして欲しいです」と呼びかける。
○…写真にのめり込むようになったのは15年前。たまたま訪れたカメラ屋で、中古カメラを購入したのがきっかけだった。それからカルチャー教室に通い腕を磨いた。最初の頃は風景を中心に撮っていたが、今は「人間」に魅せられている。伝統行事、都会の日常生活など様々なシーンを舞台にしても、注目するのはそこに存在する人々だ。被写体の人々との何気ない会話も、大きな喜び。「撮影した写真を送ったら、お礼のお手紙をもらったことがあるんです。うれしかった」と笑う。
○…天真爛漫で快活な人柄。写真の話題になると身振り手振りを交えて、その魅力を力説する。意外にも幼い頃は内気な性格だったという。人前で目立つのが苦手で、「本当にしゃべらない子だった」と振り返る。変化のきっかけは子育て。子どもに向かって、「おはよう」「良い子だね」と盛んに話しかけることで、自然と口数が増えた。ママ友との交流も増え、入会した親子読書会サークルのイベントで司会を務めたことも。「数百人の前で司会するなんて、小さい時は想像もしなかったですね」と苦笑いを浮かべる。今では、写真撮影の立ち位置も、隅っこではなく真ん中を陣取る。周囲にしり込みせずに、積極的に前に出ていく。
○…旦那さんと暮らす。娘さんとは、名刺入れの装飾をしてもらったり、カメラのネックストラップをプレゼントしてもらったりと仲が良い。「毎日元気に暮らしていきたい。あたり前の日常があることに感謝しています」と話した。
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