座間市消防団の第18代団長に就任した 鈴木 文也さん 座間在住 50歳
団員と「兄弟」とともに
○…火災や風水害などの災害から市民を守る消防団。座間市は5分団16部に分かれており、現在は19歳から44歳まで207人が在籍している。4月1日に就任した新団長として、「207人の顔と名前を覚えたい。それでこそ一緒に活動できる」と、横のつながりを大切にする考えだ。また今年取り組むべき大きなテーマに、団員増加と、各市町村の消防団が操法技術を競う「県消防操法大会」を挙げる。大会に向けて、代表の第3分団をバックアップしていく。
○…地元の先輩に誘われ、27歳で消防団に入団。団長と2人の副団長で構成する本団には2010年から在籍し、副団長を4年務めた。この4年は、16代と17代会長の川島健三さんと田中賢一さんにお世話になったという。「年齢を重ねるにつれて自分を怒ってくれる人は少なくなるけど、厳しく育ててくれました。2人のおかげで今がある」と感謝の気持ちを抱く。
○…座間生まれの座間育ち。亡き父が創業した(有)文教堂印刷の取締役社長を務めながら、母、妻、3人の息子と暮らしている。趣味はバイク。月に一度は、愛車の「BMW・S1000RR」にまたがりツーリングへ。バイクの大きな魅力という「エンジンの音」を堪能しながら、ツーリングを楽しむ。バイク好きの片鱗は学生の頃に既にあった。ロードレーサー(自転車)で関西や東北などを巡った。富士山の5合目までロードレーサーで行き、そこから担いで登頂した経験も。「自転車は体の一部だからね」と懐かしそうに笑う。好きなもの、のめり込んだものへの情熱と行動力は人一倍強い。
○…50歳での団長就任は最年少。団をまとめる上で欠かせないのが、京免康彦さんと齋藤通泰さん、2人の副団長の力だ。一緒に行動する機会が多い団長と副団長は、「兄弟のようなもの」と表現。新しい兄弟と支え合いながら、消防団を牽引していく。
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