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東日本大震災の学習会を開く「3.11を想う会」の代表を務める 一政 伸子さん 栗原中央在住 51歳

掲載号:2014年5月23日号

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「見た者」の責任果たす

 ○…「『考える』『忘れない』…。会の名称について色々と考えましたが、私たちが被災者や被災地のことを『想い続ける』ことが大事だと思って」――。今月で結成1周年を迎える市民グループ「3・11を想う会」の発起人で、今は代表を務める。東日本大震災から3年2カ月が経ち、その記憶や復興支援の想いが薄れるなかで、市民向けの学習会を6月7日に行う。「被災地の今を多くの人に知ってほしいです。そして、想いの輪が拡がっていけば」と期待を寄せる。

 ○…被災地に初めて足を運んだのは2011年8月。訪れた宮城県石巻では、半年という時間経過を忘れるような「衝撃的な」光景が広がっていた。瓦礫が残り、津波の襲来を受けた住宅は1階部分が全壊。2階の一部が震災前の状態で残っており、その落差が心に焼きついたという。さらに、翌年に再訪した時も、爪痕は深く残っていた。「思っているだけじゃ駄目。行動しないと」と友人に相談を持ちかけて、発足にこぎつけた。地域で仲間を募り、市民グループを作るのは初めての経験だったが、「被災地を見た者の責任」と「信頼できる仲間たち」が活動を後押ししている。

 ○…約15年、生活クラブ生協の活動に携わっている。役員として日本全国の産地を飛び回った。これまでの活動で出会った人々は、1千人近くに上るという。その出会いの中で、人の魅力や、信頼し信頼されることの大切さを学んだ。「人好き」な性格は生産者にも伝わり、「あなたがいると安心できるね」とうれしい言葉をもらった。

 ○…夫、2人の娘さんと暮らす。忙しい生活のなかで、自作のおつまみと一緒に晩酌するのが癒しの時間だ。将来の夢が1つある。地域住民が集う「コミュニティ居酒屋」を創ることだ。料理の好きな人が日替わりで店主を務めたり、働く母親のために「塾弁」を提供したりと、今からアイデアを膨らませている。

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