座間版 掲載号:2015年9月18日号
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全国神社総代会から表彰を受けた 石井 康正(やすまさ)さん 入谷在住 72歳

「行動」で伝統守る

 ○…鈴鹿明神社(入谷)を崇敬する人々が集う氏子会で会長を務めて4年目、神奈川県神社総代会連合会の幹事として2年目を迎える。今月10日、これまでの功績が認められ、約40万人の氏子総代が集まる全国神社総代会から表彰された。同じ賞を受けたのは県内で2人、全国でも49人のみ。「受賞を聞いた時は『何で?』と思って。それぐらい驚きました」と照れながら振り返る。

 ○…入谷で生まれ育つ。家からほど近い鈴鹿明神社は、幼少期から親しんだ存在だった。まだ現役時代だった1998年、「人間頼られているうちが花。頼まれたら引き受けなよ」と知人に後押しされたこともあり、氏子会の総代に就任した。副会長、会長と役職を重ねる中で様々な「改革」に着手。会則に関わることから、資料サイズを管理しやすいA4に統一するなど細かなことまで、持ち前の行動力でこなしてきた。

 ○…18歳から60歳まで、42年にわたって座間市(町)職員として働く。公務員としての人生は、「消防」に尽力する日々だった。町役場に消防課が新設される時は、当時の町長に直談判して異動を志願した。火災現場にサイレンを鳴らして駆け付け、住民の命を守る仕事に憧れていたという。念願叶って異動してからは、ずっと消防一筋。消防長も務め、定年退職後の2011年には国から叙勲を受けた。「危険と隣り合わせの仕事だったけれど、やりがいも大きかった。(消防は)人生そのものです」

 ○…全国各地の氏子会が直面しているのが、会員の高齢化と後継者不足。神社を中心に築かれてきた伝統やコミュニティを、次世代に継承していくことが大きな目標だ。同神社も、青年会を発足させる計画を進めている。会長としても、上でどんと構えるのではなく地域に入り込んで「歩く」そう。近隣の家々に足を運び、氏子会についての理解と協力を促したい、そう胸に秘めている。

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