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座間版 公開:2015年10月2日 エリアトップへ

障がい者総合福祉施設「アガペセンター」のセンター長を務める 田中 誠一さん 南栗原在住 64歳

公開:2015年10月2日

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目線は低く、志は高く

 ○…朝8時。全ユニットを巡回し、そこで暮らす様々な障がいを持った入所者や職員たちとあいさつを交わすことから1日が始まる。入所者は80人、交代しながら24時間体制で施設をまわす職員は総勢200人以上。そのほとんどの人の、顔や名前を憶えているのは、この習慣の賜物だろうか。「籠っていても、わからないことが多いからね。それに、朝の訪問を皆楽しみにしてくれるんです」

 ○…入所者が暮らす「壱番館」に加え、障がい者の就労支援や短期入所を担当する「第1・第2作業所」、生活介護などを行う「サポートセンター」など、様々な角度から総合的な障がい者支援を行うアガペセンター。当然、入所や来所する人々が抱える事情も様々だ。この世界に入って、これまで机上で学んできたことと、現実とのギャップに直面した。「でも、それがやりがいでもあって。そんな時に当事者の方とご家族の方々に育てて頂いた。それで今があるんです」

 ○…9月に市内で行われた自転車レース「ママチャリグランプリ」では若手職員らとチームを組み、10人で交代しながら見事4時間を走りきった。結果は、打ち上げの「肉」料理をもじった目標と同じ「29位」に。「周りには心配されていたかもしれないけど、一番たくさん走ったんじゃないかなぁ」と快活に笑って見せる。翌日も元気に出勤し、予定通り仕事をこなした。

 ○…間もなく年に1度の「アガペ祭」。利用者たちの楽しみでもあり地域交流の貴重な機会でもある。福祉施設にとって、地域との繋がりは重要な課題。そこであえて、若手などを集めた実行委員会を組織し、ボトムアップの運営を行っている。「上が考えるよりも、その方が柔軟で面白い企画がでるでしょう」。その期待を受け、今年は非常食の試食などの一風変わったイベントも盛り込まれた。地域にとってなじみ深く、誇れる事業所を目指して。地道な所から働きかけていく。

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