座間 人物風土記
公開日:2016.05.13
15周年を迎えたサイ・ダンスフィールドを主宰する
濱島 彩子さん
相武台在勤
自由に、熱狂的に
○…まだ、どこかあどけない子どもたちの目つきが、ステージでスポットライトを浴びた瞬間にがらりと変わる。全国大会の出場歴を多く持ち、「ざまりんキッズ」として地域イベントでも活躍するダンススタジオ「サイ・ダンスフィールド」を立ち上げ15年。当時の生徒たちも、頼もしい助手としてスタジオを助けてくれるまでになった。4月には、周年記念公演を開催。大盛況のうちに幕を閉じた。
○…今でこそ活動的だが、幼少期は意外にも内気だったという。「その上喘息もちで。このままじゃ学校にも通えないと母が心配したんです」。「自己表現のきっかけに」と連れられたクラシックバレエ教室で頭角を現すも、その反面で生まれ持った体質や体型でふるいにかけられるバレエの世界に漠然とした窮屈さを感じていた。転機は15歳。テレビ番組でヒップホップダンスを目にした時だった。「こんなに自由で、人種もスタイルも関係なく楽しめるなんて」――。すぐスタジオの門を叩き、寝る間も惜しんで踊った。「先生が本当に素晴らしい方で。自然と自分もスタジオを構えるのが目標になった」
○…高校生で抱いた夢は、修行の後に若くして形になった。市内で幼稚園や保育園を運営する親戚に声をかけられ子どもを教え始めた。本格的にやりたいという声が増え、相武台にスタジオを構え早13年。7人から始まったスタジオは、2歳児から大人まで200人を超える規模になった。
○…褒めて伸ばすタイプだが、時には精神的な成長を見ながらあえて叱る事もある。「ダンスは、その子が殻を破るきっかけにもなったりする。そんな瞬間が一番好き」。近年はダンスを仕事につなげたいという生徒たちのため、考えを巡らせる日々だ。「ダンサーのヘアメイクができる美容師になりたいとか、舞台照明をやりたいとか、夢も色々。ダンスをきっかけに世界を広げる子どもたちが、少しでも増えればいいな」
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