今年も残すところあと9日。イオンモール座間(仮称)の2018年春開業が明らかになり、4月には座間総合病院が開院するなどハード面の話題が豊富な1年だった。また、さがみ野出身の大江竜聖投手(二松学舎大学付属高校3年)がドラフト6位で巨人に指名されるなど、座間ゆかりのスポーツ選手の飛躍も目立った。この1年を紙面から振り返る。
人口右肩下がりへ
神奈川県が2月12日、第20回国勢調査の速報値を発表し、座間市の総人口が前回(2010年)から785人減の12万8651人と、調査が始まった1920年以降初の減少となった。市の人口は今後右肩下がりとなり、2060年には8万8895人まで減ると推計されている。
2月から毎週火曜日に「座間こども食堂」がふれあい会館1階のレストランで開かれるようになった。貧食や孤食を防ぐため、ボランティアが子どもたちに食事を無償提供している。
3月27日には座間市少女マーチングバンドが創立30周年記念演奏会を開いた。全国大会に数多く出場し、地域行事にも積極的な同隊。OGも奏者として集い、約1千人の来場者とともに節目を祝った。
座間総合病院が開院
4月には座間総合病院がキャンプ座間返還地で開院。昨年までは20%台と低迷していた救急搬送の市内受け入れ率が、40%台まで上昇するなど救急医療の充実に貢献している。
6月には座間小学校出身のDJ・Hi’Specとラッパー・OMSB(オーエスエムビー)がコラボし、座間の思い出を盛り込んだ曲「Goin Back To Zama City feat.OMSB」を収録したアルバムを発表。初日にiTunesの国内ヒップホップ/ラップランキングで1位を獲得した。
7月1日から、市の公式マスコットキャラクター・ざまりんが短文投稿サイト「ツイッター」の公式アカウントを開設した。12月15日現在のフォロワー数は、2382人。イベント情報などを発信することで、シティプロモーションに一役買っている。
市障団連が声明発表
7月26日に津久井やまゆり園(相模原市緑区)で発生した殺傷事件を受け、座間市障害者団体連合会(鈴木孝幸会長)は翌日に声明を発表した。障がいを「個性」として受け止められる社会への想いを訴えるとともに、地域連携による防犯体制強化を呼び掛けた。
8月には小学生女子バレーボールチーム「HAND(ハンド)TIGERS(タイガース)」が第36回ファミリーマートカップ全日本バレーボール小学生大会で日本一に輝いた。大会通じて1セットも落とすことなく、再結成後わずか5カ月で県勢初となる栄冠をもたらした。
市内栗原中央出身の井上尚弥さんと弟・拓真さん、いとこの浩樹さんが9月4日、スカイアリーナ座間で試合を行った。尚弥さんはWBO世界スーパーフライ級王者として3度目の防衛を果たし、世界前哨戦と位置付けていた拓真さんは大差で判定勝ち。浩樹さんもTKO勝ちと3人そろって勝利した。
市長選は無投票に
9月18日には任期満了に伴う座間市長選が告示され、現職で無所属の遠藤三紀夫氏が4年前と同じく無投票で3選を果たした。市長選が2回連続で無投票となるのは初。遠藤氏は、第4次座間市総合計画の推進に意欲を見せた。
9月25日には任期満了に伴う座間市議会議員選挙が投開票された。26人が22の議席を争い、自民党が最多5議席を獲得。現職が得票数上位10人の内9人を占めた。投票率は40・38%で前回より0・4ポイント増となった。
イオン開業、18年春に
イオンモール(株)は10月、「(仮称)イオンモール座間」を2018年春を目途に開業すると発表した。売り場面積約5万平方メートルと県内イオンでも最大級。市は渋滞対策として、敷地西側に隣接する「市道38号線」と敷地北側の「県道50号線」(座間街道)沿いの小松原交差点を改良する予定。
大江投手 巨人入り
10月20日に開かれたプロ野球ドラフト会議で、市内さがみ野出身で二松学舎大学付属高校3年の大江竜聖投手が巨人から6位で指名を受けた。最速149キロの速球を武器に、プロの世界に挑戦する。
10月28日には、座間駅前にあるリノベーション賃貸共同住宅「ホシノタニ団地」が、グッドデザイン金賞を受賞した。老朽化した小田急電鉄(株)の社宅を、(株)ブルースタジオが設計・監修。にぎわい創出にも一役買い、地域に開かれた交流の場として再生したことが高く評価された。
11月4日、座間警察署の創立40周年を祝う記念式典が行われた。春田政之署長をはじめ、関係者らは安心・安全なまちづくりへ決意を新たにした。
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