4月1日付けで座間市商工会の事務局長に就任した 鈴木 恵子さん 新田宿在住 57歳
多くの人に感謝の日々
○…「事務局全体の舵取りを任されるという大役を任され、緊張の毎日です」。商工会に就職し28年目。「職員同士でドンドン意見を出し合い、会員さんの力になれるようにみんなで協力していきたい」と抱負を話す。
〇…生まれは市内新田宿。木登りの大好きなお転婆だった。「お転婆だった私を心配して、小学生になるとき母の勧めでピアノを習い始めたの」。それからピアノの素晴らしさに熱中した。高校卒業後の進学もピアノを学べる環境を選んだ。ピアノだけでなく中学ではバレー部、高校では剣道部に所属し活躍した。剣道では全国でも珍しい“上段の構え”で県大会に出場した。
〇…商工会に入るときには2人の子どもがいた。忙しい時には子どもを両親や姉妹に預けて、仕事をこなし簿記など仕事に必要な勉強・資格取得にも力をいれた。「両親や姉、妹には本当に感謝しています。人生の転機の時で、支えてもらった」と話す。小学2年の時から始めたソロバンも大いに役立った。珠算検定を満点で合格したほどの腕前。「ソロバンだけでなく集中力も学んだ。『集中力があればダンプが横を通っても何でもできる』って教えられてね」。ピアノで培った耳とソロバンの集中力で「電話を取ったときの一声で誰だか分かるの。すごいでしょ」と笑う。
〇…「会員さんに育てられた」。会員企業の課題を探し、それを解決する。会員企業と信頼関係を築くため年間1000件の訪問を行った年もあった。「最初はあいさつしてくれるだけ。でも3年くらい通ったら中に通してもらい、お茶を頂いた。本当にうれしかったわ」。休日はピアノを弾くのが楽しみ。「定年までに完璧に弾きたい曲があるの。一度も間違わずにね」とニッコリ。
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