座間版 掲載号:2018年6月8日号
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「座間市ひばりが丘剣友会」の会長として、子どもたちを指導する 池脇 哲哉さん 相模台在住 76歳

目先の勝利に囚われず

 ○…地域の剣道クラブとして発足し、創立40周年を迎えた座間市ひばりが丘剣友会。6月3日には記念大会を行い、節目を祝った。ひばりが丘小や旭小を拠点に、小学生から大学生27人、15人の指導者が所属。会長として長年子どもたちの指導にあたってきたが、技術指導より大切にしているのが礼儀作法だ。「履き物をそろえる、あいさつがしっかりできる――。勝ち方を覚えるよりも大事なこと」と力説する。

 ○…生まれは東京都。3兄妹の末っ子として生まれ、家族の影響で武道を習う。剣道を始めたのは、高校1年から。百人以上の厚い選手層で、日の目を見ることは無かったが、地道に剣を振った。「辛いことが楽しかった。嫌になったことはないよ」と微笑む。大学卒業後は大東京信用組合に就職。多忙のため剣道から離れたが、ひばりが丘剣友会立ち上げにあたり、再び剣の道へと戻ってきた。「メッタメタに打たれたよ」。ブランクを取り戻すため、見よう見まねで強者の練習や指導法を吸収。基本を重んじる現在の指導に行きついた。

 ○…夫婦での旅行が趣味。北欧やベトナムなど、これまで28カ国を巡った。海外に行くたびに、「改めて日本の良さがわかります」。国内も北は北海道、南は沖縄まで全国各地を旅する。「若い頃の一人旅以来、夫婦で九州一周したけど、大宰府がにぎやかになっていて驚いた」。観光地の変化を見つけるのも、楽しみの一つだ。

 ○…「勝てるようになったのは、50歳を超えてからですよ」という大器晩成型。かつての控え選手は、第36回全日本高齢者武道大会(個人)70歳〜74歳の部で優勝するほどの全国屈指の実力者となった。「剣友会が50年、百年続けられるような体制を築きたい」。後進がスムースに跡を継げるよう、見守っていく。

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