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公開日:2018.06.29

激動時代の市教育史刊行
解説多用し分かりやすく

  • 座間市教育史を手にする大谷之彦編集員

 座間市教育研究所はこのほど、『座間市教育史 第二巻近現代資料編』を刊行した。昭和2(1927)年から同61(1986)年までの座間市域の主要な教育に関する資料を収録し、編年体で編集したもの。戦前、戦中、占領、高度経済成長と、教育に関しても激動の時代を様々な資料を通して感じられる貴重な一冊となっている。

 集めた資料は当時の教員らの日誌、統計要覧、他市の教育史、座間村・座間町時代の資料、県、国、軍関係の発行物など多岐にわたるもので、約10年の歳月をかけて収集した。

 今回刊行された第二巻近現代資料編は、それら資料を掲載しているだけでなく、解説を多く記載しているので、当時の様子や時代背景、歴史の中の位置づけなどが分かりやすく、専門家だけでなく一般の市民にも興味深く読めるよう工夫されている。

 編集にあたった大谷之彦(ゆきひこ)氏(83)は「資料を読み進めていくと、いかに保護者の方たちが子どもたちに教育を受けさせようという気持ちが伝わってきます。『教育尊重の気品ある座間』と言われ続けてきたことが分かります」と話している。

 同書籍は市役所1階の市民情報コーナーで閲覧・購入することができる。1冊2580円(税込)。問合せは同研究所【電話】046・252・8460。

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