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座間 人物風土記

公開日:2018.08.31

あすなろ大学「あすなろ会」会長として、高齢者の生涯学習を支える
和田 好弘さん
東原在住 71歳

学びを地域に還元したい

 ○…東地区文化センターを拠点に約200人の高齢者が名を連ね、日々調べ学習に励む「あすなろ大学」。今年5月、その運営を担う「あすなろ会」の会長に就任。9月21日には市民向け公開自主講座を同センターで開講する。「学習成果を地域にどう還元していくか、大学として真剣に考えないといけない。みんなで課題と向き合い、活動する体制を作っていくことが今年の課題」と話す。

 ○…北海道札幌市出身。農家の家に生まれ、子どもの頃は手伝っていたが「華奢だったから、親には他の職を薦められた」と苦笑い。中学から教師を志すようになり、大学卒業後は神奈川へ。初任地の栗原小学校に始まり、旭小学校で定年を迎えるまで、市内小学校教諭を勤め上げた。あすなろ大学を知ったのは63歳の時。同センターで学習成果の展示を目にし「面白そう」と思い入学。大学内のウォーキングやそば打ちのクラブにも所属し、「今まで知らなかった人と仲間になる。楽しいよ」と魅力を語る。

 ○…趣味はクラシック音楽の鑑賞。自宅には大量のCDが積み上げられており、「明るい気分になりたいときはモーツァルト、重厚なものを聴きたいときはベートーベン。気分によって変わってくる」と力説する。お酒も大好きで、あすなろ大のメンバーと飲みに行くこともしばしば。「飲んだらカレンダーに×(バツ)をつけられるんだけど、週3は行ってるね」と笑う。

 ○…芹沢東第二自治会の会長を務め、「地域のコミュニティをどう作っていくか」を模索する日々。世代間交流のために自宅で整備した農園にはサツマイモが植えられ、秋には地域住民と収穫する。31年目を迎えたあすなろ大学も高齢者にとっての居場所となっている。「調べて学ぶ楽しさを伝えていきたいね」

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